敗北

心無い優しさは敗北に似てる

そうヒロトは歌った

俺は敗北してばかりで

優しさを求めて、

右往左往してる

無駄な笑顔ばかり貼り付けて

無駄な会話に終始し

どこにも何にもたどり着けない

操り人形ならまだいい

俺は自分を殴りながら

自分を慰めている

自己矛盾の中でヘラヘラして

怒りをためている

敗北者の顔をしてる

なんでもどうにでもなる

そう思えたのはいつだったか

朝日も夕日ももう長い間見てない

誰のために何のために

笑えばいいのかわからない

なあ、おまえ、紫だちたる稚児の顔

よく見せておくれよ