待つ

待つわ、という歌があった。あみん、岡村孝子。そういった曲。歳を取っていろいろ急がなくなった。それはいいことだ。結果を出すのには時間がかかる。毎日少しずつ努力?をすればなんとかそれなりに、結果は出せる。それがどういう結果だろうと、後は社会や世間とお折り合いの問題で、俺はまあしょうがないって思うのだろう。だから毎日少しずつ事を進めて、様子を見る。それ以外にない。

大病してから大病院の待合いにいる時間が長い。個人病院で待ってる時間なんて気にならないぐらいだ。1時間2時間は平気で待つ。今日も仕事が終わってから、仲間の仕事が終わるのを1時間半ぐらい待っていた。時間は自然とつぶせるようになるが、あんまり露骨に待ってる感を出すと、なかなか問題もある。俺は現在管理職ではなく、監督職みたいだから、それでもいいのかもしれない。

待つ。仕事ができるようになるのを待つ。病気が治るのを待つ。幸せになるのを待つ。世界が平和になるのを待つ。何もしないわけじゃないんだ。自分にできることを毎日少しずつやっているんだ。でも何もかも時間がかかるんだ。特に今は。悲しみや苦しみが少しでも楽になるのを待つ。耐える。

頭のいい人は、自らいろいろ動いて人を上手に動かしていく。僕はとにかく少し動いては様子を見て、着地点を探っている。

待っててもイライラしない方法を身につけた。それはとても簡単なことだ。ただただボーッとすること。目を閉じて何も考えない。無心。禅の思想とかそうなのかもしれんが、悠久の時間の流れの中にただただたゆたうように身を任せて、時間を有効に無駄なく使おうなんて夢にも思わないことだ。それがただ待つ秘訣だ。時間つぶすためのもので何とかしようって思っている内は、時間に操られているのだから、待つことが苦痛になる。

時の流れに身を任せ、そんな歌も有りましたっけね。