泣く女
ピカソの泣く女を模写していた。
写実的な絵を描いてきたので、ここいらで少し抽象画でも描いてみようと思い立ち、有名な泣く女を描いた。
はっきりとした輪郭線があり、その中が極彩色で塗りつぶされている。描線はいずれも直線的かつ鋭角的で文字通りとんがった感情を表現しているのだろうかと考えている。
ある意味マンガチックであり、赤塚不二夫的でもある。
時代背景としては第二次世界大戦に向かうスペインであり、ゲルニカの習作として描かれたと解説されていた。
こういう絵は本物を見なければ何もわからない。描いた人のエネルギーがつまっていて、その波動を味わわないと画面を通してみてるだけでは、なんじゃこりゃって思う。
何だかんだ言っても絵は解説するものじゃなくてみるものだから、俺の下手な模写でもみてもらおう。