きつい1日だった

忙しい1日だった。欠員が出て、急遽メニューを組み直したり、応援を呼んだり、自らも仕事の中に入って、切り盛りしつつ、次の展開やその次の展開に備えなかればいけない。

人の組み合わせや、適材適所が次々に変わっていって、流動的な仕事を見極めて、あれやこれや気を使いながら、それでもえいやっと即興で決めてしまうこともありながら、右から左に現場と管理をやらなければいけない。

 

絵の依頼者様からメールをもらった。俺があげた絵の写真が印刷物のように見えたらしく、これは本当に筆で肉筆で描いたものか?という質問が来た。写真を見て写真テイストに仕上げることはそんなに難しいことではない。特に大きなキャンバスに描く場合は。人の顔を描かなくて済む場合は。

大きなキャンバスならば細いところまで容易に描けるし、それを縮小すると写真みたいになる。しかし依頼者さんはそういうものを求めているのではないと思っている。その写真を見て俺のフィルターを通った油絵が欲しいので、依頼してきたのだと思っているので、一応写真っぽくは仕上げるけれども、何かプラスアルファが少しばかりの個性というか何かあれば、それがプロの仕事ということになるのじゃないかと俺は思っている。

 

油絵の関して俺はこの仕事を通じて、プロとしての意識が芽生えたように思う。