絵の具

絵の具を買った。一つ四百五十円の絵の具を5個買った。二千五百円なり。高いといえば高いし、もし作品が売れれば回収できる金額でもある。で、絵が売れることは、自分が売りたい値段で売れることは滅多にないので、まあそのうちにむにゃ、むにゃ、むにゃ…

油絵を初めて八ヶ月。色々と勉強させてもらった。油絵なのに白黒の絵を描いたりもした。それはそれで勉強になった。

細かいところまで緻密に描くのは骨が折れる。でも何でもかんでも適当に描いても、いい絵とは言えない。メリハリの問題のように思う。

新しく買った絵の具はクリムゾンレーキ。赤系統の少しくすんだ赤。完全な透明色。パーマネントグリーンディープ。濃い緑だけど、ビリジャンとは違って、人工的で渋みはない。パーマネントイエローディープ。これはまだ使ってない。イエローは数が多いほどいい。ゴッホ好きには必須のイエローかな。あとはパーマネントオレンジ。人物を描くのに肌色のベースとして買った。

俺の道具箱は今は色の洪水だ。本来ならどんな色でも混色で作り出せるのだが、そこまで実力がないし、また細かい色味もわからない。だから出来合いの絵の具を微調整して使うのが手っ取り早いというか。簡単でいい。

最初の初めてセットに入っていた絵の具はほとんどなくなってしまった。何枚かいたのだろう。大小合わせて20枚ぐらいだろうか。1日で描いたものも、一ヶ月以上かかったものもある。簡単に描くのが好きなのだけれど、丹念に描き込んだ方がウケがいい。当たり前か。

目が疲れるし、集中力がもたない。

それでも描き始めよりは上手くなった。嫁は未だに小学生の絵だと揶揄するが…