デッサンを書く


f:id:samuiottyann:20180218173715j:image油絵セットを買った。けっこう高かった。

昔嫁に油絵セットを買ってもらった。二十年前の話だ。そのときに嫁に怒られながらアビーロードのアルバムジャケットを書いた。だけど薄い色から描けという嫁のアドバイスを無視して勝手に、濃い色をのせていって、どうしょうもないって状態になって、嫁はもう知らん、っていう感じになった。だからそのアビーロードのアルバムは途中で終わっていて、人物が描かれてないし、車も中途半端に終わっている。嫁は一応絵の基本は学校で習ったのでそういうのんは詳しいのだ。油絵はやったことはないらしいが。

今回二十年ぶりに油絵をやろうと思ったのは、やっぱり走るだけじゃ寂しいんだ。俺は目が悪いから形も良くわからないし、色が一番よくわからないんだけど、やっぱりゴッホとか、ミレーを見てて、良いなあこんなん描きたいなあという思いが強くなって、それでもう思い切って高級油絵セットを買ったんだ。

それで俺は基本を学んでないし、基本を学ばなきゃ応用なんてできないから、本を買った。『7日で描ける油絵入門』という本だ。実際に7日で描けるかどうかは知らない。そんなに時間はとれないだろう。まあゆっくりやりましょうや。

いくつか本を立ち読みしたがどの本もリンゴのデッサンから始まっていた。理由は腐りにくいからだ。それに球体だから陰とハイライトがしっかりでるから、形をとらえるのに一番いいらしい。バナナだと腐ってしまったら、色が変わったり、スイートスポットがでて黒いポツポツを書き足さないと いかんくなるからだ。

帰ってきてリンゴを描いてみた。嫁のアドバイスをうけながら描いた。うまく描けたかどうかは自分ではよくわからない。嫁は指を使って炭をぼかせて、線じゃなく面で濃淡を描くといった。細かいところはもうぜんぜんわからんから、どうだろう。

今日はリンゴを描いて終わりやね。せっかく買った高級油絵セットの出番はないよ。残念。