発注されて
今年の俺は絵描きだから、嫁から年賀状の絵を発注された。
俺はイラスト的な絵を描いたことがないので、どちらかというと、古典的な油絵を模写して、そこから自分なりの絵を模索している最中なのだが、どうなのだろう年賀状の絵というのは。
猪だけの絵を描くのか、家族を入れて描くのかそれに関しても全て任されてしまった。
まずは猪を描かなければとは、思う。あとは何?自画像。なにかのパロディの方がいいのか。それともオリジナル?
俺が一つ頭に浮かんでいるのは、未来少年コナンの中でジムシーがイノシシかなんかに乗って、岩にぶつかってみたいなシーンがあったはず。
宮崎駿を思い出すなんてらしくないかしら。どうだろう今年はあとはこれにかかりっきりりなってもいいかなって思う。猪はリアルとイラストの間ぐらいの写実性が欲しいな。
どうする、俺?まだ家族としての体裁は保っている。昨日も4人揃っでかけたばかりだ。仲がいいのか、そうでもないのか、俺たちはまだ、楽しい日々を送れるのだろうか?
不調
体も心も不調だ。こんな時もある。
目がやられて使い物にならない。
生きているのが不思議さ。
栄養が多すぎるのだろう。
身動きがとれない、
ラジオも音楽もいらない
魂を貪り食われて
死んだ魚の目をしたおじさん
それが今の俺だ
意外な贅沢
毎年、古着屋でレザージャケットを探して、買うのだけれど、去年買ったやつはイマイチだったので、冬の終わりに売り飛ばした。
そして今年こそいいものを手に入れようと、寒くなり始めたこのあいだの日曜日にいつもの古着屋に行って、いいものがないか物色したんだ。
古着屋だからピンからキリまであって、やすいやつは1500円ぐらいから高いやつは5万円オーバーまであって、古着はサイズが選べないので、運と勘とお財布事情でものを選ぶ事になる。
ちょうど古着屋もレザーを売りたいみたいで、店に入ったら一番目立つところに15着ぐらい並べてあった。
俺はあれこれ物色した結果、ショットというブランドのシングルライダースのようなものを買った。
よく知らないブランドだったのですこし調べてみた。結果アメリカの皮専門ブランドで、いいもので新品になると10万オーバーのものも珍しくない高級品だった。
それなりに俺が購入したやつは使用感たっぷりで値段相応の古びた感じになっているが、革ジャンなんてそういうものだと思えば、安かったのかもしれない。
モデルがイマイチちゃんとわからないけど、新品なら5万以上はするのだろうね。
高い分だけあったかいことを期待しているよ。
ビニールじゃなくてよかったよ。
傷つけてしまった
俺は本当にいろんな事に興味を失ってしまったのだ。
大病をしてからもう、細かい事を気にしない。だからすぐ、どうでもいい、何でもいいと言ってしまう。
だけれどもそれを言われて傷つく人がたくさんいるので、気をつけてあんまり言わないようにしてたのだが、今日はついうっかり、後輩に言ってしまった。
その子は傷つき黙ってしまって、あまり会話にならなかった。
俺のいうことは気にするな、忘れてくれといったが、彼は簡単には忘れないないだろう。
承認欲求と世間様は呼んでいるようだが、俺が若い時はそこまで一般的な言葉ではなかった。
俺なんて承認も何も、病気してからは、毎日を過ごすことで精一杯で、自尊心のことなどに構ってはいられない。
それでも彼は傷つき、自分はどうでもいい存在として悲しのだろう。
忘れることを学ぶ。それが生きていく上で一番大切なことだ。いいことも悪いことも忘れて、明日にゆっくりと着地する。
だけどもどうでもいいっていったことは、悪かった、ごめん
イライラが募る話
昨日は朝から嫁が爆発していた。そりゃもう、話を聞くだけでイライラが募るのだ。
嫁が言うには、娘が吸入器をなくしたらしい。うちの娘は喘息持ちで普段は何ともないのだが、ストレスがかかると喘息が出やすくなるのだ。それでこのあいだの北海道研修旅行に持って行ったのだけれど、どうやらそれがないということらしいのだ。もう帰ってきてから一週間ぐらいはたつのにだ。なぜ今このタイミングで言うのか。もうすこし早く行ってくれれば伊丹空港まで取りに行ったのに、今は保管期限が過ぎて豊中警察署にあるらしい。そこは日曜休みなので、平日しかやってないらしく、俺の平日休みは今週は木曜日なので、嫁が水曜日に取りに行くことになった。喘息持ちのくせに自分の吸入器がなくなって一週間もたたないとわからんということに、何かしら腹立たしいものを感じる、父親である。
もう一個ある。息子が携帯を水没させた。バカだ。バカだ。バカだ。俺はいまだ携帯を風呂に持って入ったことはない。絶対に俺は水没させるタイプだからだ。嫁と娘と息子は、ジップロックに入れて風呂に持って入っているようだが、ほんと懲りない人たちだ。
とにかくデータが全部飛んで、本体も交換した。とにかくちょっとしたお金が飛んでいった。
子供というものはそういうものなのだろうか。カツオを息子に持った波平さんみたいなことなのだろうか。
親がしっかりしてないせいだろうか。早く大人になって、みなに恩返しをしなけりゃならない。
絵が下手
秋だからコスモスを描こうと思って描いたのはいいけど、思いのほか下手で、自分が嫌になって。売るのを止めようかとも思ったが、とりあえず物好きな人がいて、買ってくれるかもしれないので、出品した、
とりあえず見ておくれ。何だこりゃと思うだろう、