2019-06-12 いなくなった 君はいなくなった 突然いなくなった 誰にも何にも言わずいなくなった 俺は黙々と種まきを続け 芽がでるのを待っていた やがて背の高い麦畑となり 金色の穂をつけるだろうと 君に見せようと思っていた 聞いた話では大都会に行ったと 輝くネオンとヘッドライトの集まる 大都会で君は何を見るだろう 俺はまた今日も畑を耕し種をまき 星空の下で君のことを思い出すだろう