ビール

今度からビール禁止になりました。嫁が誰もビールなんて飲んでない、といった。ビールなんて飲んでいるのは、少数の裕福な家だけだそうだ。俺はもうどうしたらいいのだ。ビールを奪われたらもう、人生の三分の一失ったも同然だ。誰かが発泡酒というクソみたいなものを発明し、誰かがそのついでに雑酒というものを発明した。

そしてビールという文化が滅んだ。税金のせいでまがい物の酒を飲まされる。ドイツやベルギーじゃ考えられないことだ。誰も彼も文化を壊して、マッタイラな世界を築こうとする。

俺は庶民で、今でも庶民で、名誉も、金もない。それでいいと思っているが、貧すれば鈍す、心が貧しくなる。そうならないように清貧でいるためには、やっぱり少しのお金が必要なのだ。

何もかも失わないように、お金は怖い、人を変えてしまう、俺は病気で少し変わってしまったが、我慢すべきならば、我慢しよう。俺の一番得意なことは、我慢することだ。20%の勾配の坂を後ろのギアを23で登ってたときみたいに、ギリギリと歯を食いしばりながら、少しづつ登っていくのだ。

Oh、baby、それでいいだろう・・・・・・