ごめんなさいね

今週のお題「家飲み」病気をしてから外にでるのがおっくうで、あまり家からでない。当然外で飲んだりすることもなく、あんまり俺を誘うのはみんな、何となくどう振る舞ったらいいのか、わからないのだろうと思う。

そんなこんなで俺はたいてい家で飲む。酒は強くない。むしろ弱い。だけど毎晩晩酌をする。ビールを一本飲む。贅沢をして「ヱビスビール」をいただいている。今は期間限定のジョエル・ロブションのバージョンだ。

同僚に話をすると、贅沢な話らしいのだが、俺は発泡酒雑酒をビールとは思っていない。俺は頑固でわからやずやだから、ビールのない世界なんて、ギターのないロックと同じだ。他の何がなくてもビールがいるんだ。

俺は昔、ロバート・B・パーカーのスペンサーを読んでいた。何度も読んだ。スペンサーは大のビール好きで、最初はアムステルを飲んでいた。僕は学生の頃スペンサーが飲んでいるアムステルが飲みたくてあちこちの百貨店やバーを探索した。いろいろさがしたが当時は今ほど情報がなく、アムステルライトをおいているバーを一軒見つけることが出来ただけだった。

スペンサーも後期の方になると高級ビール「アンカースティーム」などに手を出しているがカロリーオフやノンアルコールビールに手を出したりはしていなかった。

俺のもう一人のヒーロー、マット・スカダーはアームストロングの店でコーヒーにいつもバーボンを垂らして飲んでいた。スカダー曰くそうすると一日中飲んでいられたそうだ。だけどマットはアル中になって、その先の話はいいだろう。

時々マット・スカダーの真似をしてコーヒーにバーボンを入れて飲む。俺は結局いつまでも子供のまま、昔のヒーローをおいかけているだけだ。