エロス

昨日あげた絵はエロスとは最も遠いヌードだ。どこか精気のない目つき、陶器のような肌、髪の毛さえも何か彫刻のようで、生々しさが全くない。

そういう意味ではある意味神々しい女神はこういうものなのかもしれないが、性欲やエロスが感じられないように最善の注意を払っている。

女神がヌードでエロくないのは、キリスト教の影響が大きいかった時代の絵画だからだと思う。

 

だいたい水瓶持って水を垂れ流して、何が面白いのか。ちゃんと意味はあるのだろうけど、人間の持つ根源的な生とは違う。

綺麗でつるんとした卵みたいな人だ。でも今はそういう中性的な人が人気があるんだろうね。

ポイントには縁がない

何度か書いたことのある話題だけど、ポイントにうとくて、損をしているのかもそれない。

そもそもポイントカードというものを作るのが億劫で、店員さんにポイントカードを作ってくださいと頼むのが嫌なのだ。

生来の人見知りの引っ込み思案である。

ポイントはたまらない。いいじゃないか。

くわえタバコで

ずっと前に禁煙した。以来タバコを吸っていない。吸いたいとも思わない。

結局のところ習慣になっているだけで、やめて最初のうちは口さみしいが、そうこうしているうちに、吸わない方が簡単になる。

 

最近はマナー違反の人が減ってきて、くわえタバコで歩いている人や、自転車に乗っている人が少なくなった。だから逆にそういう人を見るとギョッとしてしまう。

 

ショーケン松田優作がくわえタバコで、テレビに出ていて、俺たちはそういう悪そうで、甘ったれな、ヒーローに憧れていて、タバコを吸っていたんだ。

 

タバコを吸いながらギターを弾く人も多い。すぐにパッと浮かぶのはガンズアンドローゼスのスラッシュかな。今は禁煙してるみたいだけど。だいたい有名なブルース系のギタリストはくわえタバコでギターを弾いてる映像が残ってるよね。

 

鼻腔に漂ってくるタバコの匂いを嗅ぐにつけて、今よりもルールのゆるかった時代を思い出すのだ。得たものと失ったものを比べてみてもそれは仕方のないことだ。

なんのために

ゆっくりと息を吸い

またそれ以上にゆっくりと息を吐く

少し力が抜け、歯を食いしばっている自分に気づく

今日はなにがつらかったのだろうと思い返して

友達のささいな一言に傷ついていたのを知る

冗談ですらない、普通の会話でも

頭の中で妄想が膨らみ

悲しい思いをするのだ

なくすものなどもうないと思っていても

欲しいものなどもうないと思っていても

歯を食いしばって生きていく

慣れないんです

自分に

すいません

苦いとは思わない

今週のお題「お気に入りの飲み物」

子供の頃、ビールは苦いものだと思っていた。親父が飲んでいるビールを少しもらって飲んだけど、苦いという感想しかなかった。なぜ大人はこんな苦い飲み物を、うまいうまいと言って飲むのだろうと、思っていた。

時はたち20歳を超えお酒を飲める年齢になった。それでも俺は甘口のカクテル、甘口の白ワインなんぞを飲んでいた。ビールを飲むという発想がなかったんだ。

俺をビール好きにしたのはもちろんスペンサーだ。ロバート・b・パーカーの小説の主人公スペンサーはいつもだいたいビールを飲む。それも美味そうに飲むのだ。初期の頃はアランダのビール「アムステル」に凝っていたが、アメリカに輸入されなくなり、あれこれ飲むようになる。だけど「バドワイザー」を積極的に飲んでいる描写はない。例えば西海岸では「クアーズ」カナダでは「ラバット・エール」など地元のビールを飲む。

恋人のスーザンのところに「アンカー・スチーム・エール」が置いてあり「金持ちの愛人でもできたのか」と聞くシーンがある。

昔だったから、今みたいに情報が手に入らず、マイケル・ジャクソンというポップスターと同姓同名のビール評論家の書いた「世界ビール読本」しかなかった。

俺はそれを読みながら、手に入るだけのビールを試した。懐かしい。

日本でアムステルを飲むためにあちこちのバーに顔を出した。今ならネットショッピングでポチッとで終わりだ。

醜態をさらして

昨日は酔っ払って、醜態をさらしてしまった。いつも以上に意味不明な文章を、書いてしまった。

最終的にはその時聞いていたRCサクセションの「いいことばかりありゃしない」の歌詞を羅列して、終わってしまった。

 

ジェフリー・ディーバーの「スキンコレクター 」を読んでいる。この先ネタバレなんで、未読の方、読む予定のある方は読まないでください。

ウォッチメイカーが生きていた。俺はそれは何となくわかっていた。想像力の乏しい俺でも、それぐらいは予想できた。前作の捕まり方があまりにもあっけなく、天才型犯罪者にしては、どんくさい感じだったから。ルパンがわざと捕まって刑務所に入る時の感じ。

だから心臓発作で刑務所で死んだなんて、怪しすぎると思っていた。ウォッチメイカーが今回の事件の裏で糸を引いていたとは、考えなかったが、ジェフリー・ディーバーの後付けかもしれない。

リンカーン・ライムが才気をみなぎらせるほど、ウォッチメイカーも天才的にならざるを得ない。どこまでいってもこの二人は、丁々発止のやり取りをするのだろう。