吉田明世

今日で吉田明世がたまむすびを卒業する。来週からは赤江珠緒が帰ってくる。全曜日、赤江さんのピンチヒッターのアナウンサーだったのだけれど、人気者の後はとてもやりづらかったはずだ。

赤江さんの伸び伸びとした自由な雰囲気が好きで、たまむすびを聞いていたのだけれど、他の人に変わって、ピンチヒッターの方々はさぞかし、ああだ、こうだと言われただろう。「笑っていいとも」「ニュースステーション」長く続いた人気番組の後なんか、何をやっても文句しか言われないから、つらいものがある。

会社の人事異動も同じだけど、優秀な人間の後ほどやりにくいこと、胃に穴が開くぐらいだ。だけれども、しばらく2,3年ぐらいしてくると、職場になじみ部下も同僚も自分のやり方というか、パーソナリティを受け入れてくれるようになる。そうなれば仕事もスムーズに進むようになるのか・・・・・・

実際はそうでもあり、そうでもない。結局のところ優秀であるかどうかは、重要ではないともおもう。比較的大きな会社というのは代わりの人間が常にいるし、優秀な人間も時々いる。だから自分が優秀でなくても、ふらふらと漂っていれば、辛抱は必要だけれど、何となく着地するものでもある。

吉田明世は妊娠していて、5月ぐらいに子供を産む。とてもめでたい。吉田明世は母になる。赤江さんも母になった。子供というのはいいものだ。未来だから。それらを生む母もまた素晴らしい。子供のいない家庭もあるだろうけど、欲しくてもできない人もいるだろうけど、色々悩む人は子供のことでまた、悩むのだろう。出来なかったら出来なかったで、出来たら出来たで、悩むのだろう。

寂滅為楽という言葉を知った。仏教用語だが、悟りを開けば楽になるという意味らしい。悟りっていうのは、煩悩をそぎ落としていくことだから、感情を緩やかにマイルドに整えていくことだと思っている。悟りを語るほど悟っているわけじゃないけれど、日々心を洗濯していようと思う。