なんでもないや

今日もいやがる娘を無理矢理起こして学校へ行くように、説得した。なぜ説得しなけりゃ、学校へ行かないのか、もうそれは俺の精神が崩壊するのが先か、彼女の引きこもりが勝つかの戦いでもあるんだけれど、何かを変えるためには、長く厳しい戦いをする以外に方法はないのだと思う。

いつも思うのだ。何事も時間がかかる。でも時間をかければきっとわかってもらえる。そんな日が来る。俺は清志郎の歌のようにそう思うのだ。おれは戦い続けるのだ。俺はチャンピオンではないけれど、最後まで、オレなりのやり方で、そう重いギヤで六甲山をギリギリと歯を食いしばって登るように、ゆっくりと汗をかきながら、一こぎ一こぎ力一杯踏ん張って、前に進むのだ。

今日よりも一ミリでも前に進んでいたら、オレにとっては、明日はもっといい日になるだろう。