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美しい物が好きだ。そう書くと何か整った物が好きなように思われるかもしれないが、むしろ異形の美しい物が好きだ。例えば円空彫りの仏像のような力強さ、モネの日傘の女のようなはかなさ、ピカソゲルニカのような苦しみ、フェルメール真珠の耳飾りの少女の可愛らしさ、そういったものがすきだ。

近頃は美しいという物が何か整ったもの見た目がすっきりしたものを指すようになってきて、僕は不満だ。人の心の奥底からわき上がる感情を時に誇張して見せる芸術が好きだ。

カミーユ・クローデルの身も焦がすような作品の前で僕は言葉もない。愛がすべて、そういった作品に出会うと僕は嬉しくなる。今の世はそう言った魂の入った物が水で薄められ、大多数が好むような大衆的な芸術がお金を生む。生きてもがいて作られた物にこそ本当の価値があると思う。

そう言う作品をいくつも見て見る目を養う。そう美の巨人たちを最低1年ぐらいみないとあかんね。