カササギ殺人事件
本屋大賞やこのミスなどの海外翻訳ミステリ、五冠達成というポップに踊らされて、絶対面白いはずという期待のもとに、読み始めている。
まだ主人公である探偵は登場していないが、どうもアガサ・クリスティーに捧げるオマージュうんぬんの帯などを読むと、エルキュール・ポワロを意識した探偵らしい。
しかし今のところポワロ感ではなく、ミス・マープル感しかしないのだ。舞台はイギリスの片田舎。家政婦が密室状態で階段から転げ落ちて、亡くなったという、始まりだが…。
まだ序盤なのでどう転んで行くのかわからないが、昔風の名探偵、しかもイギリス在住の外国人という設定だという。
片田舎というのは、秘密というのが難しい土地柄だから、人間模様が単純ではなく、そこに趣が生まれるのだろう。