昨日の詩について

昨日書いた詩はジョンとヨーコのアルバム「ダブル・ファンタジー」の最後の曲『hard times are over』を少し改作して作ったものだ。

「ダブル・ファンタジー」はある意味名曲ぞろいで好きなアルバムの一つなのだが、ヨーコの個性際立つ歌が半分ぐらい入っていて、それがどうも…と言う人が多い。俺もヨーコの曲の部分は大体飛ばすのだが、最後のこの『hard times are over』だけはヨーコの強い母性のような何かに惹かれて、つい聞き入ってしまう。

「辛い時期は終わった、しばらくの間は」と繰り返す彼女の強さは一体どう言うものだろうか。

彼女自身は間違いなく強い女性だ。その強さが良くも悪くも作品に現れる。しかし女性一般としての母性の強さみたいなものが「beatiful boys」にしても胸に刺さる。

時々自分がとても苦しいとき、毎日泣いて暮らしているようなとき、この曲を聴くとホッとすると同時に、泣いてる場合じゃないんだ。次に来るはずの「ハードタイム」に備えて、自分をなんとかしなければと思う。

そう平和で心安らぐ瞬間がまた過ぎ去ってしまうことを、この曲は歌いつつ、それでもいいから二人で共に歩んでいこうと言う、決意なんだと思う。うらやましいとしか、言いようがない。

 

そういえば偶然今日は、ジョンの命日だった。

時代遅れだけど「Love&Peace」を。