恋したっていいやんか

昔の曲を聴いていた。渡辺美里の「恋したっていいじゃない」がかかった。この曲が流行った頃俺は高校生だった。なんとなくいい曲だなって思って聞いていた。

俺が始めて買ったCDは多分渡辺美里のCDだ。「MY revolution」が入ったアルバムだったと思う。「恋したっていいじゃない」の歌詞の中に「言葉だけ溢れるテレフォンボックス」という一節がある。

電話ボックスの思い出だけでも、いくつか思い出せる。携帯電話のなかった時代の話だ。俺はしこたま蚊に刺されながら近所の公園の電話ボックスで、彼女と長い電話をしていた。

意味があるのかないのかわからない長電話。恋をしていたのか、浮かれていたのか、わからないけど、懐かしい。

素晴らしいのはあれから25年以上たった今でも、その彼女と連絡を取ることができる。LINEで少しやりとりしたことがある。彼女は二児の母で関西に住んでいる。

25年以上前に別れ話をしてから、一度もあっていない。その恋は永遠に終わったのだ。

おじさんだって時には恋をする。恋したっていいやんか