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頭がいいって大変ね

エッセイ

この前嫁とピロートークしてた時「頭がいい人って大変ね、もっと能天気に生きればいいのに」といった。

俺は一応頭いい人の枠に入っているみたいで普通じゃない。いろんなことが見えてしまう。いろんなことが解ってしまう。だからこそ喜びも深いし悲しみももっと深い。他人が理解できないことを理解できるというのは不幸なことなのかもしれない。俺は理解されない。また理解してもらえない。俺はだからますます自分勝手になり、自分の生きていく道に固執する。調和がとれないのは誰のせいでもない。そうミスチルの桜井が言うように自分らしさの檻の中でもがいているのだ。

みんなどうしているのだろう。頭がいい人は自分の意見に固執する傾向にあるので、政治的にうまく立ち回れたり、口が上手だったりすれば生活もしやすいのかもしれないけど、俺は頭はいいが熟考してものを考えるタイプで、頭の回転は速くない。だから口のうまいおばちゃんなんかはすごい苦手だ。反論も出来ないまま言いくるめられてしまう。あとになってああ言えばよかった、こういえばよかった、と後悔することばかりだ。

でも、頭の良くない人はそんなにも能天気なのか。そんなことはないだろう。生きていくものすべてに悩みはつきない。明日のパンと着替えのパンツの心配をしなければ、いけないのじゃないだろうか。暗闇を抱えたまま生きていく。そうすることが僕たちの本当の創作に向かわせる。芸術とはそういうもんだ。