ここじゃない、どこか
いつもお昼ご飯はうどんを食べる。できれはもう一度食べたくなるような、うまいやつじゃなく、それはどこにでもあるようなふつうのうどんで200円ぐらいで、天かすもネギものってなくて、七味唐辛子をごっそりかけて、味があんまりわからないようにして、食べる。それが最高だ。
歳をとって胃が弱くなって油物が受け付けられなくなった。昼はとくに仕事しているのですぐ横になることができない。胃薬も持ち歩いていない。結果うどん。関西なのでそばは食べない。
決めていると悩みが一つ減る。頭の容量が多くないのでそれだけでとても助かる。だから変に美味しいうどんじゃまずい。こっちが構えないとあかん。気軽に食べられへんようじゃ、疲れる。だから普通のうどんがよい。
手打ちのどこどこ、みたいなんはええわ。駅前の立ち食いそば、うどんみたいな、おばちゃんの指が丼に少しはいってるようなんがよろしい。
最近はコンプライアンスや衛生面での教育が徹底されているので、そういう店は絶滅しつつある。つまらない。