チューハイかあさん

今週のお題「お気に入りの飲み物」

俺が書いた小説には、数々の個性的なキャラクターが登場する。その中でもお気に入りは、「チューハイかあさん」というキャラクターだ。

俺は手塚治虫と同じスターシステムを採用していて、キャラが小説の中を行ったり来たりする。時間軸も設定もなにもかも超えて、俺の小説を読んでくれている人には、おなじみの人が出てくるのだ。

もともとは一昨年ぐらいに書いた長編小説の主人公のお母さんとして、作ったキャラクターで、うちの嫁を少し大げさにした感じの性格だ。

チューハイかあさんはいつもチューハイを飲んでいる。長編に出した時はいろんなチューハイを飲んでいたが、最近はチューハイグレープフルーツ一本に絞っている。

かあさんいわく「甘酸っぱいのがいいのよね、初恋みたいに」ということだ。俺もかあさんの真似をして時々チューハイグレープフルーツを飲む。初恋のようではないが、たしかに甘酸っぱい気がする。