たゆたう

今日働いていると、何故だかGONTITIの名曲「チャイニーズベルフラワー」が聴きたくなった。あのゆるりとした美しいメロディーに、またまた美しい伴奏があって、天上の音楽とはこんな感じと思わせるほどの曲だ。

昔、引きこもりの頃俺は毎日遅くまでテレビを見ていた。BS NHKで遅くまでNBAだのNFLだのやっていてそれをがっつり見ていたんだ。

そのスポーツ中継が3時半に終わり、次の番組が始まる微妙な時間に「チャイニーズ ベルフラワー」が流れる。

どこかしらアメリカだかアマゾンだか知らないが大河を航行する船をバックに、一音一音しっかりと弾く、アコギかクラシックギターの音色が今日が終わりをつげる。

絶賛引きこもり中なので、うっすらとした罪悪感を感じながら、見たいテレビが終わってしまったことが、残念だった。

ゆっくりした時間なんて今は持てないし、なんだか気が急いてしまう。

あのたゆたうという言葉がピッタリの静かな夜3時半はもう戻ってこない。