俺は絵描きで、時々だが花を書く。群生している花は難しく、3輪ぐらいの花を描くほうが、俺には合っていて、本当はひっそりと道端で一輪だけポツンと咲いている名も知らぬ花を描くほうが好きなのだ。

群生している花はとてもカラフルだけど、描くとなると一つ一つの個性を、俺の技術では描ききれないから、一つにクローズアップした花を描くほうが好きなのだ。その方が集中できる。

 

それはまた自己投影的でもある。こう毎日ブログを更新してはいるが、はっきり言って読者は三人もいない。もちろん書いている内容がつまらないもので、個人的なものに限定されているからなのだが、それに他のSNSとの連携などもってのほかだ。

俺の理想はこうやって、いろんな人に見てもらいながら、どうでもいいことをつぶやくことだ。それで読んだ人がつまらないんだけど、内容のないところが好き、みたいに思ってくれればいいなと思っている。

そういう書き方をしているので、月間のアクセス数は大体毎月100PVぐらいだ。それぐらいがちょうどいいかなって思っている。

 

俺は自分のことを芸術家みたいに思うことがあって、理解されることを拒否することがたまにある。天邪鬼かもしれないが、誰も読む人がない文章を書いていても、いっこうに平気だ。最初はアクセス数が気になったが、みんなに読んでもらうために書いてるのじゃない。自分の心のなにかを吐き出す場所として書いているのだから、たとえアクセス数がゼロでも、そんなことは知ったこっちゃいない。

 

だから時々、どうしても伝えたいことがあって、それが詩になったり、別の表現方法を用いてメッセージを発する時は、受け取る人は私のことだと思って、しっかりと捕まえてください。

俺はおじいちゃんだから、いろんな欲望をそぎ落としている最中なんだ。もう少ししたら敦盛でも舞おうか…