消費活動

今週のお題「2018年に買ってよかったもの」

俺は消費活動には一切参加したくない。本当は。資本主義経済、消費の片棒を担ぐのは嫌なのだけれど、本と音楽と絵を愛しているので、どうしても、そういったものにお金がかかる。

今では無料音楽アプリで音楽を聴くことができるが、インターネット料金は払ってるし、本もKindleで読んでいる。3次元の本と違って電子書籍はついつい、衝動買いしてしまう傾向にあるようだ。それに俺の読みたい本が電子書籍化されていないという、残念なことも多々ある。

今年買ってよかったもの。それはズバリ油絵セットだ。カワチで一万五千円のやつを買った。入門セットはそれなりの値段なんだけど、結局のところキャンバス代、追加の絵の具代、筆もさまざまな形、太さ、毛先の質によって表情が違う。パレットも小さいのを買ったし、ブラシクリーナー、ペンチングオイルなど買い足したものは、枚挙に暇がない。

それでも油絵は楽しい。夢中になる。俺は絵が下手だから余計に夢中になる。絵を初めて物の見方が変わった。色、形に目がいくようになった。今まではそんなに色や形を気にしたことはなかったのに。

絵の具箱の中には赤、青、緑、黄、は4種類ずつぐらい入っている。それでも足りないぐらいで、画材屋さんに行っては何か良さそうな絵の具が欲しくなる。腕がないので、混色が苦手なのだ。

結局資本主義経済の手先となって、あれやこれや買いたいものに埋もれている。次は出来合いのキャンバスじゃなくて、油絵用のキャンバスの布地を買おうと思っている。はあ…