冒頭の文章

昨日の書き出しはRCサクセションの「山のふもとで犬と暮らしてる」という歌の出だしをそのまま書いたものだ。

「今日は一日  本を読んで暮らした。とても冷える日だった」と続く。

本を読む方法を見つけて、昔みたいに貪るように一日本を読んだ。そんなことは病気して、目を悪くしてからなかったことだから、つい嬉しくなって、清志郎の歌の一部を持ってきたんだ。

この歌は実際にはとても寂しい歌で、雑種の犬が一人ぼっちだという。しっぽをたれたまま、一人ぼっちだと繰り返す。それを見ている清志郎もまた一人ぼっちなのだろうか。そんな感じがする歌だ。清志郎は多分どれだけ愛されていても、どれだけ友達がいても一人ぼっちだっただろう。なんとなくそんな気がする。

その後歌は「心配事は何もない  お前にだけは」となる。じゃあ俺は心配事だらけなのか。雑種で一人ぼっちの犬だけれど、心配事は何もない。「明日は山の中駆け回るんだ」というところで終わる。

とにかく俺のつたない解説なんかより、歌を聞いてみてほしい。いろんなことがわかるはずだ。