恋は病

恋は病のようなもの

熱くなって冷めてしまって

次から次へと流行りにかかる

突然どこからともなく恋が現れて

身悶えし夜も眠れぬぐらいに

思いつめるばかりで

ただ時が過ぎていくのを

待つばかりなのだから

病だとしても仕方がない

持病のせいで恋が二つに増えそうで

考えることが多くなる

過ぎ去りし日々に想いを馳せても

恋多き人間だったことは一度もない

病が蝕むのは体だけじゃなく

心なのだ

ドキドキが止まらない

痺れが止まらない

ソラナックスを飲む

だけど恋だから薬じゃどうも

治りそうにない

少なくとも今日は

病のままだろう