ロンドンコーリング

絵を描いた。クラッシュのサードアルバム「London calling」だ。文字のところはピンクと緑だけれど、写真は白黒だ。

油絵で白黒だと味気ない。水墨画じゃないんだから。油絵独特の光沢がない。光と影しかない。この写真自体は大変よくできている。パンクの象徴であり、ロックの象徴であると思う。

ロックという音楽が持つ、怒りや悲しみや寂しさをうまく一枚の写真に収めている。

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これはおれが描いた絵ではなく写真の方だ。音楽と写真がうまく溶け合っていて、素晴らしい。だからこそこのジャケットを描いたんだけど…ベースのポール・シムノンはこの日の演奏が不調で八つ当たりしたと、今見たブログに書いてあった。

描いてて思ったのは、手足が長いということだ。細く見える。そして繊細に見える。だから傷つきやすくも見える。

多分だけど、二度と白黒の絵は描かない。油絵は白黒には向かないと思う。