落ち着いていたけれど

なんだか今日は落ち着いていたけれど、なにも思い浮かばない。いいことだ。頭が真っ白だということは、今日はストレスなく過ごせたという事だ。何も不満はない。

こうしてコーヒーを飲みながら小説の続き、何にしようかと考えていると、平和そのものだ。実際は株が下がったり、誰かが死んだり、誰かが公文書を偽造したり、まあそれなりにひどい目に遭っている人もたくさんいて、幸せな日々を送っている人もいて、それは遠い国で起こっているわけじゃなく、まさしく俺の隣でコーヒーを飲みながら、PCにむかってぱちぱちしてる人が、悪いヤツかもしれないのだ。

一言に悪いヤツといっても、悪いヤツってただ悪いだけじゃなくて、いろんな事を考えた結果相対的に悪くなっただけであるかもしれず、それは連続殺人鬼でさえ、時にはいい部分もあるかもしれない可能性を秘めている。

主人公のピンチが必要だ。ジブリでいうとトトロでメイちゃんがいなくなったり、ナウシカで王虫の群が襲いかかってきたり、そうした山場を考えなければいけない。

誰か何か思いついておくれ。そしてこっそり俺に教えておくれよ。