おわかれ

今日3月末で定年退職する人の、お別れ色紙を書いた。そう言うの書くのは久しぶりなんだけど、目上の人にむかってお別れの言葉を書くというのは、簡単なのか難しいのか、どういう心持ちだろうと、相手の気持ちを想像しながら、悩んでしまった。

俺は比較的ドライな方で、生きてりゃ出会いもあるし別れもある。どうしても別れたくなかったら、電話番号なり、住所なり聞いて個人的に会いに行けばいい、ぐらいに思っている。まして会社のことだから、いい思い出ばかりじゃなかっただろうと推測も出来る。そりゃ思い入れは強いだろうし、自分のしてきた数十年が、終わっていくのは寂しいものだろうと思う。感慨深いものだろう。

定年といってもその方はとても元気で矍鑠とされて、まだまだ働けるのに、とまわりは思っているのだけれど、やはりゆっくりした老後を望んでおられるみたいだ。俺はうらやましい限りだ。

みな何か贈り物を考えていたみたいだけれど、この歳になると欲しいものとかない、といっておられる。昭和のお母さんの代表みたいな人だね。

俺はただご苦労様。ゆっくり静養してください、ありがとうございましたと書いた。直接一緒には働かなかったけれど、隣の部屋でいつもがんばっておられて、いい噂しか聞かなかったので、いい人の印象がある。

たまむすびのアナウンサー陣も続々とお別れになる。一年間の代打というのはとても難しいものだ。俺は陰で不満ばかり言っていたが本人の苦労を思うと、謝らなきゃいけないね。

いろんな人がいろんな形でがんばっている。それはわかる。それでも俺とは意見の合わない人もいる。それはそれでしょうがない。いろんな意味で楽しませてくれてみな、ありがとう。