厳密には

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#私の一人暮らし

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厳密には一人暮らしをしたことがない。だが一人暮らしに近いような状況になったことは、何度かある。

学生の頃、親父と母親が仕事の都合で仙台に一年行っていた。だから兄貴と俺で実家で暮らしていた。何をどう暮らしていたかは、覚えていないが、兄貴は働いていて、俺は学生だったから、洗濯は俺がしていたような記憶がうっすらある。ただ、いまいちよくわかってなかったので、下着もタオルもジーパンも一緒くたにして、洗濯機に放り込み、適当に干していた。干していたかどうかも記憶にない。たぶん干していたのだろう。ビチャビチャのままのを着た記憶はない。

家を建て替えるとき、俺は一月間ぐらい友人の家に居候していた。友人の家にはイグアナがいて、俺は本をたくさん持って行ったのだが、イグアナの糞で汚れてしまった。俺はフリーターで家にいる時間が長いものだから、電気代が高くつくと友人が言ってきて、俺はいくらか金を払った気がする。その当時付き合いかけていた彼女と万年床でエッチをして、暑くて、扇風機だけで、なんだかおかしな思い出かもしれない。

嫁が子供を産んでしばらく実家にいた。俺は家で一人だった。このときが一番一人暮らし感があったのかも。料理はしない。できなくはない。俺はニートだったから。冷蔵庫にあるもので料理を生み出すのは得意だ。

だけど面倒く下がりやだから、ちゃんと働いているときは料理はしない。仕事が遅くなることが多かったから、スーパーの値引き総菜や弁当をよく買って食べていた。でも食べたい物は選べない。半額シールが張ってあるかどうかで、食べ物が決まる。週に一回嫁の実家にかえって、下着を洗ってもらい、洗濯物はためていた。

ゴミもちゃんと出していた。俺は食べるときそばに必ずゴミ箱を置く。だから総菜や弁当の容器は食べたそばからどんどん捨てていく。家ではビールを飲むが、そのときは缶のまま飲んでいた。コップで飲むと洗わなくちゃならない。

トータルして考えると、一人暮らしならではという苦労はしていないと思う。水道料金も電気料金もガス代も払ったことがない。今でもいくら払ってるかしらない。

俺は昭和の人間だから、けちではないが、今家計がどうなってるか詳しくは知らない。喫茶店でシロ・ノワールたべながらタブレットでブログを書くぐらいの財力はある。