おめでとう


f:id:samuiottyann:20180320183519j:image目の病気になってからずっと世話になっていた先生が、産休で休むそうだ。6年間私の主治医でいてくれた。感謝の気持ちでいっぱいだ。

最初入院した時のことを考えると、いまそんなに大きな制限もなく毎日暮らしていることが、不思議というか、なんだか別次元に思える。やっぱり私はあの時、一度死んでまた生まれ変わったのだろうと思う。

一言で言うと優しい先生だった。私のくだらない話をいつもちゃんと聞いてくれた。見当違いの考え方も、とりあえず飲み込んで、受け止めてくれた。でも二人で相談して、治療方針を決めてきた。

産休をとるのはいいことだ。彼女は良い母親になるだろう。そしたらまた日本は良い人間が増える。でも産休が終わったらまた僕の主治医に戻ってきて欲しい。それはわがままなお願いだろうか。

ちゃんと見えてるわけじゃない。それを一番理解してるのは嫁だ。そのことで苦しい思いをしてるのを知ってるのも嫁だ。でもその次に、見えないこと、苦しんでることを知っているのは先生だ。それは主治医だから当たり前といえばそうなんだけど、うまくいえないね。

最近覚えた油絵でバラを描いて先生にあげようと思う。それまでにもっと上手になれるかしら。