知らない言葉に

時々やっている漢字クロスワードで、知らない言葉に出会う。詩人としては知らない言葉なんてないはずだし、あってはならないことだ。なんていっても、科学系の言葉なぞは時々わからない言葉も出てくるのだが。

今日は生成化育と言う言葉を知った。どうやら合気道が発祥の言葉らしい。そういうおいしい言葉を見つけて、金儲けに結びつける輩もいて、ネットの中は相変わらず、狐と狸の化かし合いみたいなんだけど。

生成化育の意味は自然は万物の生成化育をしており、すべての動植物を、地球を生み育てていると言う意味。生まれたものは、めいめいが自然(宇宙)とつながって役割と目的を与えられています。と説明書きがあった。

そこからなにやら怪しき理論に発展するものもあったりして、宗教的な何かを感じて、うーん、どうなんでしょうって思ってしまった。

競争社会、闘争心、そういったものは結局のところ自分に跳ね返ってきて、自分が苦しい思いをすると言っている。それは同意。だから愛でもって色んなものに接し、愛でもって答えてもらう。そういう世の中の方が生きやすいんじゃないかということだ。理想はそうだろうね。しかし現実社会は微妙なバランスの中で動いている。勝ち組なる言葉もある。と言うことは負け組もいると言うことだ。競争社会に打ち勝ち、立身出世して、豪邸に住むことが、現代のゴールなら、勝ち負けもあるだろう。その中で幸せを築くことも可能だろう。

生成化育は自分を伸ばせと説く。人と人のつながりの中で、自分を磨くことが最終目標だという。人だけじゃなくすべての動植物はつながっていて・・・・・・。

人の心の奥に潜む欲望、それは無限ではてしなく、いろいろな形を変えて現れ、だれも逃れようがないと思えるときがある。愛、欲望、現代はそれらがどちらも、過剰に存在してるように思える。