50を前に

もうすぐ50だ。君子三戒という言葉を知った。若いときは色欲、壮年期は闘争欲、老年期は物欲に気をつけて、暮らしなさいという、孔子の教え「論語」にあるらしいです。

色欲はもうあんまり感じません。闘争欲はまあまあかしら。自己主張をするのは、元々あんまり得意ではない。でも自意識過剰だから、自分のことについていつも、悶々としてしまう。だめだね。

物欲だ。金銭欲だ。お金だ。一所懸命働いているのだけれど、楽にならん。手を見ても、壁を見ても、どうもならん。金を生み出すには才能がいるのだ。俺はその才能がない。と思う。

だからプロに頼ろうとしているのだ。金儲けのプロ、銀行、投資、積み立てだ。証券会社だ。

俺は欲しい物なんてあまりない。ビールとラジオがあれば、あとサイクルロードレースがあれば、もう十分だと思う。物欲が薄まっていくに連れ、俺はもう死ぬのかなとも思う。

子供たちのために働こう。歯を食いしばって。生きること。

俺はなにも持ってない。だから君を誇りに思うのだ、むかしそんな詩を書いたのを思い出した。

宝くじは買わないと同じ意味だ