言いたいことを言う

誰も彼も他人を気にするな、自分のできること、やらなければならないことをやれと言う。それができれば苦労はしない。そういう人間は他人のことを気にする必要のない、心に余裕のある人だ。

できることをやっている、それこそ毎晩遅くまで働いて、ヘロヘロになって家に帰り飯食って寝る以外ない。上の子の不登校が学費の高額な私学に行って収まって笑顔が戻ったと思えば、今度は下の子が不登校になり頭を抱えざるをえない。金銭的に厳しく、嫁の実家俺の実家から援助してもらって、やっとこさ成り立っている。

どうして心に余裕が持てるだろう。金銭的にも精神的にもギブアップしてもおかしくないのにここまでもっているのは、嫁の天真爛漫さと俺の頑固さ頑なさの賜物だろう。

心が美しいってことは、この世にはもう必要ないような気分になるときがある。強さ、戦い、それだけだ。ビールも飲んでない。毎日チューハイだ。

合理的な生き方なんてできない。俺は詩人で、物質主義のはびこる現代で言葉だけで、この小さな叫びだけで戦うのだ。ホワイトもブラックも関係ない。自分の生き方をつらぬけ!