戦い済んで夜の街
些細なことでいらいらしていた
君からのメールがあるとも知らずに
僕はただご飯食べにいこうと誘っただけだったのに
いっこうに返事がこない
僕が腹を立てていたのは別の件で
仕事のしょうもないトラブルで
数字上の問題とか書類上の問題とか
人間を相手に仕事をしてるのだけれど
時々わけのわかってない奴が紛れ込んでいて
書類がどうだ、数字がどうだとわめきちらす
僕は苦虫を噛み潰した顔をして「そうですね」「わかりました」と
思ってもない言葉をいって、大人のフリをしていたけれど
内心はその書類に火をつけて燃やしてしまおうと思った
ふと携帯を見ると君からの返信メールがあって
何となく安心したような心持ちで
内容を見るまでになんだかいらいらした気分も吹き飛んでしまって
なんとなくほっこりした気持ちに落ち着いた
君とはしばらくあってなくて
君は僕が誘った日はだめだけれど、代わりにこの日とこの日はどうですかと
提案してくれていて、僕は今自分の予定がわからないから
すぐ返事できないでいる
僕はふたたび心優しい人間に戻り
君に会える日を待っている