好き、嫌い、どっちでもない

俺はなるべく人の悪口を言わないようにしている。それは俺が良い人だから、もしくは嫌われたくないから、といった理由ではなく、悪口を言っても何も解決しないし、壁や穴に言うわけじゃなく、誰か信用できると思っている人間に吐露するわけだけれど、その相手がここだけの話と言って言いふらして最終的には悪口というのは相手に伝わってしまうように思う。

俺も聖人君子じゃないし、かといって極悪人でもないから、適当に敵を作ったり、味方を失ったりするだろうけど、中間管理職なんで、若い子に慕われることはあんまりないし、期待してない。俺はわがままだから上司の受けも悪いし、だからといっていちいち上司の悪口を言うほど、暇じゃない。少しため息を吐き出したらそれでそれでもう十分だ。

身近な人の悪口は俺のイメージを下げるだけだし、寛大な人と思われた方がなめられる場合もあるが、最終的には得をすると思う。

好き嫌いと、良い悪いは違うって誰か言ってたけど、好きな歌手があれって言う感じになったり、シリーズで読んでた本がおやっってなったりするときは、結構容赦なく悪口じゃないけど、良くないよって批評を書く。メジャーで活躍している表現者ならば俺のブログなんか気にしないだろうし、もし気にしたところで、それはプロとして背負うべき責任であるのでそういった作品に対する悪口はいうこともある。

悪口をいうのはあんまり割にあわない。自分の思い通りにならないからみんなグチってるだけなんだと思うけど、俺は自分の思い通りなったことなんて一つもないし、なったところでそれは一時だけのわずかな間であって、また思い通りにならない時間がやってくるのだから、人の悪口を言う前にどうすればよくない状況を打破できるのかを考え実行した方が、なんぼかましだと思うのだ。

思い切って、清水の舞台から飛び降りたつもりで一つ悪口を書き込むとしたら、マクドのコーヒーはまずい。ってことかな。どうでもいいけど