ミサイル
ミサイルが空を飛んだ。シャボン玉じゃない。シャボン玉のようにはかなく壊れて消えるものではない。誰かを傷つけ殺すための、金属の固まりだ。こけおどしなのかもしれんが、飛行機や船に当たったら大変なことになる。
北朝鮮だってそんなことはわかってるはず。わかっててやってるということが、恐ろしいのだ。俺は何となく事故や病気で死ぬと思っていたが、ミサイルにやられて死ぬというような、想像はしてなかった。なぜだ。
ミサイルもテロもいらない。平和をおくれよ。なんだか忌野清志郎みたいになってきた。でもさ、俺は未だに60年代70年代を引きずって生きてる最後の世代かもしれない。ジョン・レノンを聞いて育ったわけじゃない。俺が聞いてたのは沢田研二やたのきんトリオ、チェッカーズに聖子、明菜、岩崎宏美だ。
ミサイルはいったいどこへむかっているのだ。日本はどうしたいんだ。誰が何を考えているのだ。単純なものを愛しているのだ。複雑な政治的理屈はなしにしてくれよ。
サマータイムブルースなのか。さっぱりわかんねえ誰のため。コレが最後のサマータイムブルース。ミサイルは余ってる、もういらねえ。鉄がもったいねえ。火薬がもったいねえ。