純粋

純粋な人はどんな人。田舎で育っても、今はテレビもあるし、インターネットもあるし、地方の方がより情報が増幅されて、こちょうされた人々になるような気がする。苦労知らずで育っても、やさしさがあるとは限らない。そもそも純粋だから優しいとも限らない。

優しさは可笑しさの反対だと思う。自分や他人の異常な行為が笑いの元であるなら、優しさは異常さとは相容れないものだ。だけど、人はおかしさを求める。わざとおかしな事をしたり、そういった行為が仕事になっている。

俺はもう静かな日々を欲しいている。無意味な笑いはいらない。でも笑顔が必要なんだよ。みんなには。俺がそれを生み出そうとしているのか。

久しぶりに宮沢賢治の『告別』を読んだ。俺に空いっぱいの光が集められるだろうか。