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検査

病院で検査をした。視野検査をした。ちっちゃくて光る点が見えたらブザーを押すんだ。それが見にくくてどこにあるのかわかりにくくて、たいへん集中力を要した。

その検査は入院していた頃以来になるので、、もう5年ぶりぐらいになる。そのカルテには俺が閉所恐怖症だから、気をつけろみたいなことがかかれてあったみたいで、そのころの俺はだいぶ頭がいっていたので、そりゃ突然目が見えなくなったら、誰でも頭がおかしくなるってもんですよ。とにかくパニックの連続というか、そういう時を過ごしたね。

5年経っても突然ドアが開いたりしたらその音で、ビクッとなる。心の落ち着きを取り戻したわけでは決してない。薬に頼って生きているだけだ。安定剤と睡眠薬で俺はまいにちを乗り切っている。

この検査が俺になにをもたらすのか全くわからない。検査する人は、先入観をもって、機械を操作し、俺はその機械相手に、俺が望まれるだろうことを推測してやる。別にどうってことない。俺はどこにも行かない。

コーヒーにバーボンを少し垂らし、マット・スカダーみたいにアームストロングの店で酔いどれるしかない。