まぶしいんだ

僕は目の病気で、光の量を調節することができない。常にまぶしいんだ。目がチカチカしてるんだ。昼間の自転車のライトでもまぶしいんだ。

病気になって5年が立つ。慣れないもんだ。薄暗いところを好む。でも、最近は何でもかんでも百貨店もカフェも光量がおおい。ピカピカに光っていたらきれいに見えるからだ。だからどこに行っても、目がチカチカする。

職場もそうだ。とにかく光の洪水だ。こうしてタブレットにむかって記事を書くにも一苦労だ。もう一生治らない。ずっとチカチカしたままだ。ずっと薄暗い場所をもとめて、さまよわなきゃならない。

カフェでいつもの席に座りたかったんだが、昨日タブレットを充電するのを忘れていて、電源タップのある席に座らなきゃならない。いつもの席は少し暗くまだ作業しやすいのだけれど、電源タップのある席は、スポットみたいなライトが直接当たっていて、嫌がらせみたいに、頭がおかしくなりそうなぐらいまぶしいんだ。

モネのサンラザール駅みたいなカッコいいもんならええんやけどね。