応募

去年半年がかりで書き上げた小説を文学賞に応募した。当初の予定は原稿用紙2,30枚程度で、短編作品として応募する予定だったが、あれも、これも継ぎ足して、嫁とも相談しながら全部乗っけていったら、原稿用紙で250枚になり、長編として応募できる枚数になったので、わりと格式の高い文学賞に応募した。

俺としては面白い小説だと思うがみんなが面白いと思うかは、また別な話だろう。書いていて楽しかったところもあれば、つらかったところもある。思わず涙ぐんだところもあった。俺の琴線に触れてもあかんのやけどね。独りよがりになってしまっている部分も多いと思うが、読んでくれる人を頭において、楽しんでくれたらええなって、思って書いたところもある。

構想が膨らんで三部作になった。現在第二部の中盤のところを書いている。だから、第一部だけでは不完全というか回収し切れてない複線もあったりで、文学賞の受賞とまではいかないだろうけど、何とか形として残したいと思っている。

中嶋悟の言葉を思い出す。結構な確率でリタイアしていた。インタビューされていつも彼は「次がんばります」と応えていた。俺もまた次がんばります。だ