無人島にて

無人島に持って行く物は何?と嫁に聞かれしばし考えた。これは結構難問だ。と思いうかつに答えると罠にはまると思った。熟考の末出した答えが「話し相手」というものだった。

「やっぱりそうやんな。そのへんよな」と嫁はご機嫌になり、「わたしやったらおいちゃんを持って行く。」といって去っていった。良い答えを叩き出したらしい。おいちゃんとは僕のことだ。

一人より二人というか、まあ寂しいのんは嫌やし、いろいろでけへんことも頼めるから、気心の知れた相手がいれば、まあ無人島も楽しめるかなと思う。

しかしサバイバルには自信がないので生き抜く知恵という意味ではまあ、俺は0点に近いのかもしれないけど。物やお金よりも心、気持ちを大事にする僕ららしい答えなのかもしれない。生活力という意味でも僕たちは0点なのだけれど。