詩集

 

今週のお題「わたしの本棚」

詩人の本棚には当然詩集がおいてある。ボードレールもあれば宮沢賢治シェイクスピア大岡信もある。

一番手にとって何度も読んだ詩集は「ドアーズ詩集」のような気がする。鏡明の翻訳だ。表紙のジム・モリスンがロックの英雄然としていてかっこいい。

鏡さんは「Hello、I love you」なんかは、お気に召さず「crystal ship」が最高だ、とかいてあった。師匠中島らもは「moonlight drive」が史上最高のラブソングだと言っていた。

歌だから自分の状況に応じて、感情移入しやすいうたもあるだろう。今一番僕にはまるのは「ソウル キッチン」だろう。忘れることを学ぶ。忘れることを学ぶ。忘れることを学ぶ。忘れることを学ぶ。4回も繰り返す。

今日を忘れまた明日に向かう。そう、もう一カ所寄るところがあるんだ。俺には明日にたどり着くために、もう一カ所よってやることがあるんだ。

反対側に突き抜けるために。俺たちは生きているんだろう。なあ、そうだろう。

ジム、俺が死んで、無事ロックの天国にたどり着いたら、一緒にソウルキッチンで乾杯しよう。