いいことばかりはありゃしない
会社の後輩の子が髄膜炎で入院してると聞いた。俺と同じ病気だ。
お見舞いに行きたいし、電話もしてあげたいが、最近はそういうが少し難しいみたいだ。
症状もわからない。入院してる病院も。俺ができることはなんだろう。
入社してきた時一度だけ、二人きりでご飯を食べた。俺が入院してた時の話をした。俺はご飯を食べてる時に思い出して泣いてしまった。
それを見て彼女は微笑んでいた。
ラインをしてみようか。出過ぎた真似だろうか。
症状がわからないのでなんともいえないが、重いと後遺症が心配だ。俺みたいに…。
軽いといいのだが…
俺が大丈夫って言うだけで、説得力があると思うのだが、どうなんだろう、わからない。
今夜はRCの“いいことばかりはありゃしない”を聞いていようと思った。
言葉少なく
僕の前から消えた
なんの前触れもなく
さよならの一言もなく
まるで僕が意地悪したかのように
消えた
赤い風船のように
ポツネンとチュウを漂っていたのだが
振り向いたらいなくなっていた
俺にもし何かしらの感情があって
それを表現できるとしたら
こういうものだろう
明日は遠出
久しぶりにサイクリング。関西近郊の有名なお肉屋さんにいく。
朝は早い。7時出発で、6時帰宅予定。サラリーマンならこれぐらいへっちゃらなのだが、俺は事情があって連勤中で、明日ゆっくりできなければ、10連勤になってしまう。昭和だ。
そうは言ってもゴチになる予定なので、文句を言ったらバチが当たる。
予約していると言っていた。ランチ、コース、席予約。
帰りは某有名温泉を通って帰るらしい。傾斜の問題だろうか。あの辺りは昔、庭のようにして、よく走っていたが道によっては激坂になる。足がもつか不安だ。
少し寒くなってきたから、寒さ対策を万全にして挑もう。ヒートテックだ。本当はお昼に下着だけでも着替えれたらいいのだが。
明日天気は晴れ。生きてるだけで…
頭の中がかゆいんだ
師匠中島らものエッセイで「頭の中がかゆいんだ」というのがあったように思う。俺はらもさんのエッセイが好きで、生前に出版されたものは全部読んでいる。
その中の一つに嫌なこと、苦しいことを思い出した時に頭の中で「テケテンテンテケテン」というのを繰り返すという話が出てくる。その嫌なことを思い出した時のことを頭の中に埃がたったと表現していた。
「テケテンテンテケテン」というのを何度も繰り返しているうちに、バカバカしくなってその頭の中に埃がたった状態を、忘れられると書いてあった。
お堅い部長さんとかは是非やってほしいと、念押ししていた。
今読んでいる本では精神科医が患者に対して、怒りの感情に名前をつけて可視化してくださいとアドバイスしていた。その患者は怒りを「煙」と名付けて自分の怒りの感情を可視化し、イメージとしてわかりやすいようにしていた。
今日も仕事がストレスフルで、あれやこれやとみな注文をしてきて、俺は中間管理職として着地点を模索し、あれこれ捌かなきゃならない。
俺が唱えた呪文は「テケテンテンテケテン」じゃなく「ウルトラマリンディープ」だった。昨日のブログにも書いたが、お気に入りの背景色で愛用している。「ウルトラマリンディープ」という語感と深く神秘的な濃紺の色が俺のザラザラした心を何度も沈めてくれた。
俺は怒りよりも悲しみが先に訪れるから、その色のイメージは俺にとっては良い鎮静剤になるのだろう。
疲れた
皆、難しいことを言う。交渉ごとは苦手なのだ。あれやこれやで何を考えてるのかわからないし、着地点が見えないし、腹の探り合いというのができないのだ。
俺は素朴な人間なのだ。もしくはそうあろうとしているが、社会が素朴さを許さない。誰も彼もが俺から少しでも何かを引き出そうとしているように思える時もある。
俺は間違った仕事をしているのだろうか。間違った土地に生まれたのだろうか。間違った角を曲がったのだろうと思う。でももう引き返せないような気がするし、明日になれば、明後日になればまた忘れているような気もする。
面倒だ。なにもかも。シンプルなものは何もない。右手で殴りながら、左手で握手するような生き方なんてできっこない。疲れた
無駄
無駄話をしよう。だんだん寒くなってきたので、早々にジャケットを諦めて、俺の冬の定番革ジャンを昨日から着ている。
秋の初めに古着屋で買ったショットの革ジャン。ズボンも黒にして、オレンジのニット帽をかぶっている。
知り合いが読んだら人物が特定されてしまうね。ダメだな、これ。
仕事終わりで着替えていたら「オシャレですね」と言われた。俺は褒められ慣れてないから、うろたえてしまって「あ、あ、ありがとうございます」とぶっきらぼうに返してしまった。
芸能人でもないのだけれど、色使いを気にして、服を着ている。赤と黒というのはお気に入りの色使いでA・C・ミランみたいだなって思っている。俺が思春期の頃はA・C・ミランが世界最高のフットボールクラブでサッカー好きは皆憧れたんだ。
関係ないけどスタンダールの「赤と黒」も読んだことがある。内容は全く覚えていない。つまんないと思った記憶もないので、それなりに面白かったのだろう。
絵を描くようになって一番好きな色の組み合わせは黄色と紺色だ。俺はなんていうかウルトラマリンディープという絵の具があるのだけれど、その色を何度も何度も重ねた濃紺の色が好きだ。それにさまざまな種類の黄色をのせて、絵を描く。なんとも言えない深みと温かみと蜃気楼のような幽玄な感じがして好きなのだ。
俺は人生でオシャレであったことは一度もないが、子供が俺の真似をして服に無頓着になると、世の中に出た時に難しい局面に出会うかもしれないので、ちゃんとした格好を心がけるようになった。
無駄話を書こうとしたが、結構ちゃんとした話になった。残念だ。
縄張り争い
みな闘争本能が濃い人たちで、いろんなことで争っている。些細なことから派生して、みな怒りを広げていく。
今読んでいるほんの悪党もそんな人間に描かれていて、キレやすい人間だと思われている。
俺は時々怒るけれど、年に一ぺんか二へんだ。イライラすることはあるし、誰も彼もいうことを聞かないので、ほったらかしている。
みないい大人だし平和を望まないのなら、それもいいだろう。俺はどうでもいい。
どうでもいいというのは本当は、ダメなことだろうけれど、諍いを収めるほど器が大きくもないし、頭の回転も早くない。
どうしても火に油タイプなので、直線的に物事を処理してしまう傾向にある。戦術というのが不得手なのだ。
マインドコントロールというか、メンタルヘルスというか俺は常に自分の心と向き合ってきた。これは俺の一生のテーマなのだ。感情をいかに平静に保つか。ストレスフルな世の中で、攻撃かかわし、うなぎのようにするりと逃げる。
そんなこんなで俺は今日はダメな日で、1日が無事終わるのを待っていた。これを書いているということは、なんとか明日にはたどり着けるだろう。